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研究課題

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主要研究

「寒冷沿岸域における津波減災技術に関する研究」(H28〜R3)

構造物劣化状況

 流氷や結氷板に覆われたオホーツク海で発生する津波は、通常の津波よりも被害を拡大する可能性があります。現実に、2011年の東北地方太平洋沖地震で発生した津波では、海氷の遡上による被害が発生しています。
 本研究では、大量の海氷や漂流物を伴う津波による被害リスクの予測や防災・減災技術の確立を目指しています。
 なお、この研究は、安全・安心な社会の実現を目的とした研究開発プログラム「近年顕在化・極端化してきた水災害に対する防災施設設計技術の開発」における研究課題の一つとして実施しています。


「海面上昇に伴って激化する外力に対応した沿岸域のリスク評価と対策に関する研究」(H28〜R3)

研究フィールドの河口の状況

 海面水位の上昇や極端な高波・高潮による沿岸施設の被災リスク増加が懸念されています。例えば、海面水位が上昇した場合、多くの砂浜が消失するため、波が護岸を越え、道路や家屋にまで及ぶ可能性が高まります。
 本研究では、海面水位の上昇に伴う被災リスクの評価および低減策の提案を目指しています。
 なお、この研究は、安全・安心な社会の実現を目的とした研究開発プログラム「近年顕在化・極端化してきた水災害に対する防災施設設計技術の開発」における研究課題の一つとして実施しています。


「構造物固有の凍害・複合劣化のメンテナンス技術に関する研究」(H28〜R3)

研究フィールドの河口の状況 積雪寒冷地の沿岸構造物は、低温、海氷作用などの過酷な自然環境下に曝されています。実際に、構造物の健全性が著しく低下している事例が多く見られ、その要因の一つは凍害と海氷摩耗などの複合劣化であると考えています。
 本研究では、寒冷海域における沿岸構造物の劣化損傷特性を明らかにし、合理的なマネジメントシステムの構築を目指しています。
 なお、この研究は、社会資本の戦略的な維持管理・更新を目的とした研究開発プログラム「凍害・複合劣化等を受けるインフラの維持管理・更新に関する研究」における研究課題の一つとして実施しています。


重点研究

「河口・沿岸域における土砂動態のモニタリング技術と予測システムの開発」(H28〜R2)

1952年十勝沖地震津波の状況

 砂浜は、背後に控える生活・産業活動の場を波浪から守る役割を担い、豊かな生態環境と海岸景観を創造しています。しかし、種々の要因により将来的にも多くの砂浜が消失すると予測されています。
 本研究では、砂浜の維持や回復策の検討に資する土砂動態のモニタリング技術および予測システムの開発を目指しています。
 なお、この研究は、持続可能で活力ある社会の実現を目的とした研究開発プログラム「流砂系における持続可能な土砂管理技術の開発」における研究課題の一つとして実施しています。


基盤研究

「海岸護岸の防波フェンスへの作用波力に関する研究」(H26〜H29)

1952年十勝沖地震津波の状況 外海に面した護岸背後にある道路では、高波による通行障害がしばしば発生しています。その対策として消波ブロックや防波フェンスの設置が一般的に行われますが、越波量や作用波力が過小評価され、施設の破損被害に至る場合があります。
 このため、当チームでは多様な現場条件において適用可能な防波フェンスの設計法の提案を目指しています。そこで、本研究では設計法の提案に必要となる水理模型実験を様々な波浪および堤体条件下で実施し、防波フェンスへの波力の作用状況を確認しました。
 なお、この研究は、安全・安心な社会の実現を目的とした研究開発プログラム「近年顕在化・極端化してきた水災害に対する防災施設設計技術の開発」における研究課題の一つとして実施しています。


「河口導流堤の損耗・劣化メカニズム解明に関する研究」(H28〜R2)

破損したフェンス 河口導流堤の多くが鋼製矢板やコンクリートブロックで造られています。この導流堤の損耗・劣化が想定以上に早く進行する場合があり、その原因は、河川から流出した砂礫が波浪や河川流によって繰り返し導流堤に衝突するためであると考えています。
 本研究では、対策工を検討するために、砂礫の衝突による河口導流堤の損耗・劣化メカニズムの解明を目指しています。
 なお、この研究は、社会資本の戦略的な維持管理・更新を目的とした研究開発プログラム「凍害・複合劣化等を受けるインフラの維持管理・更新に関する研究」における研究課題の一つとして実施しています。


「沿岸漂流・漂着物の予測システム開発に向けた基礎研究」(R2〜R4)

写真を何か... 沿岸域では、流木や海草などに加え、ガラス製品やプラスチック製品など多種多様の漂流・漂着物が存在します。漂流物は船体・スクリュー・舵等の損傷の原因となるほか、港湾・漁港内の水域を覆い、船舶の航行や係留に支障を来すことがあります。また、漂着物は台風や低気圧に伴う高波で陸上へ打ち上げられ、背後道路の通行止めや家屋等の破損の原因となります。
 本研究では、高波等により陸上へ打ち上げられ被害をもたらす沿岸漂着物に関し、効果的な回収の促進により防災を図るため、漂流・漂着予測モデルの開発を検討しています。
 なお、この研究は、安全・安心な社会の実現を目的とした研究開発プログラム「近年顕在化・極端化してきた水災害に対する防災施設設計技術の開発」における研究課題の一つとして実施しています。


「寒冷沿岸域における欠損・損耗した無筋コンクリート構造物の性能評価に関する研究」(R3〜R6)

防波堤の劣化状況 寒冷地にある港湾・漁港では、凍害が影響していると考えられる欠損・損耗劣化が特に無筋構造物において顕在化しています。今後急増が予想される劣化施設を合理的に維持管理するためには、性能の低下を予防する予防保全型の維持管理が不可欠です。
 本研究は、無筋コンクリート構造物の性能評価に必要な劣化度判定基準の提案を目的としています。
 なお、この研究は、安全・安心な社会の実現を目的とした研究開発プログラム「近年顕在化・極端化してきた水災害に対する防災施設設計技術の開発」における研究課題の一つとして実施しています。


萌芽研究

「沿岸域における高波避難に関する高度警戒システムの開発」(H29〜R1)

津波漂流物対策施設 北海道沿岸の道路では、しばしば高波被災が発生しています。道路の再配置など恒久的な対策が望まれますが、膨大な時間とコストを要すため、道路管理者によるパトロールと交通規制が安全対策として行われています。しかし、直接利用者が危険を察知し安全行動をとることはできません。
 本研究では、高波時に利用者へ危険を知らせる警戒システムの開発を目指しています。
 なお、この研究は、安全・安心な社会の実現を目的とした研究開発プログラム「近年顕在化・極端化してきた水災害に対する防災施設設計技術の開発」における研究課題の一つとして実施しています。


「航路・泊地における土砂密度空間分布モニタリング技術の開発」(H30〜R2)

写真を何か... 河口や大都市、工業地帯に隣接する多くの港では、高含水比・高流動性の泥土により航路・泊地が数mの厚さで埋没し問題になっています。従来は泥土を浚渫して取り除いていました。この泥土は船舶の航行に大きな影響を及ぼさない場合が多く、海外では泥土の密度を調査し航行の可否を評価し浚渫の費用を節約している事例がありますが、この調査には多くの費用と時間がかかっています。
 本研究では、底質密度で可航水深を評価する方法の検討に向け、高精度な間隙水圧計と加速度計を備えた、自由落下式密度計によるモニタリング技術の開発を目指しています。
 なお、この研究は、安全・安心な社会の実現を目的とした研究開発プログラム「近年顕在化・極端化してきた水災害に対する防災施設設計技術の開発」における研究課題の一つとして実施しています。


寒冷沿岸域チーム

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